vol.4 メインフレームのメーカーについて
こんにちは、ライターのむさしです。
最近は雨ばかり。
高い傘を買うと水はけがいいみたいですが、なかなか買うことができません。
そんなこんなで多分傘は買わないでしょう。
さてさて、あと少しだけメインフレームについて書こうかな。
今回はサクッと終わらせるよ!
とりあえず、復習しよ。
まぁ、こんな感じかな?
でね、メインフレームなんだけど、どこが作っているの? って思うでしょ?
・・・思うことにしましょ。
日本国内は、大きく以下の4社のメインフレームが出回ってる。
こんな感じです。
IBMはメインフレームの他にもIBM iっていうオフコンも出してます。
(もう面倒だからオフコンは省くよー。イメージはメインフレームの小さい版みたいな感じかな)
こう見ると、日本国内では名だたる企業ばかり。
彼らはIT業界の第一線を走り続ける企業です。
あとは、ユニシスホストっていうのもあったりするけど、もう撤退したりやめたりしている企業が多い。
だから、上の4社を頭に入れておけば、だいたい大丈夫。
そして、私が携わっている限りでは、IBMや富士通が国内のメインフレームシェアは高いっぽい。
でもね、それぞれのメインフレームは業界やお客によって傾向が出てくるのよね。
例えば、これは私の感覚だけど・・・
IBM:製造業、金融業、官公庁・・・ってかだいたいの業界で見かける
NEC:官公庁系が多いかなー
日立:特定の企業とかのグループ会社とかとか
そして、NECとか日立はお客様との関係性が強い感じ。
既存顧客を大事にしてる、っていうイメージ? かな。
(IBMや富士通がお客様との関係性が強くないということでは決してない)
でねでね、前書いたけど、それぞれが特殊な通信プロトコルを使ってるのよ。
ここからは端末エミュレータとも密接に関係してくるけど、
IBM:TN3270とかSNAとか
NEC:TNETOSとか
日立:TN560/20とかHNALANとか
富士通:TN6680とかFANとかDSLINKとかTCP/IPとか
まぁ、上記のはパッと出るやつから抜粋した感じ。
TNってつくのは、telnetっていうプロトコルというか会話方式みたいなもの。
そのtelnetの上を各メインフレームのプロトコル(会話方式)が流れていく感じ。
うーん、ここまでくると難しいねー。
でも、メインフレーム関係の人たちからする当たり前の話。
よく商談の場では、3270とか6680とか普通に出てくる。
それは、通信プロトコルの場合もあるし、メインフレームを指し示す場合もある。
私も当初関わり始めた時は、
「なんでそんな数字にしてるんだよー」なんて思ったけど、
そこを深く調べたことはない・・・。
別にそこまでは知らなくても大丈夫なんだと思われる。
※あ、ちなみに、IBM iはTN5250っていう通信プロトコルね。
まぁ、そんなこんなでメインフレームとかIBM iはみんなが知らないところで結構活躍しているわけですよ。
こんな古くてレガシーな世界もあるんです。
今日はこんな感じかな。
やっと次からは端末エミュレータの話を始めてみようかなって思う。
ようやく端末エミュレータが通信する先がなんとなくぼやっとわかってもらえたかな、って思う。
おわりー。
vol4.まとめ
- メインフレームは、日本国内だとIBM、NEC、日立、富士通がほとんど
- 得意分野がそれぞれあるよ
- それぞれのメインフレームが特殊な言語(通信プロトコル)を持ってるの
- 3270とか6680とかそんな数字の意味は深くまで知らなくても大丈夫
おわり