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vol3.メインフレームを使う理由

こんにちは、ライターのむさしです。

 

今日見たら、アクセス1件だけついてました。

なんとも言えない気持ちです。

 

まぁ、これも本業の傍らで書いているブログ。

自己満足万歳、って感じです。

 

 

 

さて、今回は各企業がメインフレームを使う理由を書きたいと思います。

 

「おいおい、まだ端末エミュレータの説明はないのかよ?」

 

なんて声も聞こえてきそうだけど、なんか思いつきで書いているからごめんなさい。

端末エミュレータと密接に関わりのあるメインフレームも書いておこうと思うので・・・。

 

 

そんなこんなでメインフレームは昔の集中管理の代名詞みたいなものであることはお伝えしましたね。

 

でもね、

初期導入費用は高いし、維持管理も高いし、技術的に発展する兆しもない。

 

なんでそんなの使うの? って思うのが普通です。

実はそこにはいい意味でも悪い意味でも使い続ける理由があります。

 

まず、良い感じの理由。

  • セキュリティ性が高くて、堅牢性がバッチリ
  • めっちゃ早い。性能すごい。
  • 壊れない。安定性抜群

 

そして、悪い感じの理由。

  • もう複雑すぎてわかんない。
  • 顧客データがメインフレーム上で管理。オープンへの移行が怖すぎ

 

まぁ、もっと色々あるんだけど、大まかには上記のような感じです。

 

ちょっと深堀しましょう。

 

堅牢性や安定性やセキュリティ高いことが挙げられています。

 

メインフレームってね、めちゃくちゃ安定性抜群なのよ。

元から集中管理的に作られたコンピュータ。

 

前回も話したかもだけど、メインフレームで各企業は基幹システムで使っているのね。

基幹システムって、売上とか人事とか給与とか etc・・・

 

メインフレームが止まったり、壊れたりしてしまったら、

企業の全てのシステムが止まる可能性が出てくる。

 

 

壊れたらやばすぎ。

仮に主要企業のメインフレームが全て停止したら国が崩壊するレベルです。

 

まぁ、逆にいったら、壊れないし止まらないし、安定感抜群だから各企業が使っているっていうのがある。

 

そして、セキュリティ性もめちゃくちゃ高い。

なんでかって?

 

一言でいえば、クローズされた世界だからですよ。

 

Windowsとかmacとかって、みんな使っているでしょう?

メインフレームなんて限られた企業でしか使ってないのよ。

 

ハックされたらやばいけど、ハックされる要素が少ない。

こんなブログが1日でランキングに入ってしまうほど、情報がどこにもないしね。

 

それに特殊なプロトコルとか言語を使ってる。

また今度やるけど、SNAプロトコルとかあったり、COBOLで書かれていたり。

そんなの知っている人ってもうそんなにいないんじゃないかな。

 

だから、安定性抜群で壊れないし、セキュリティが高い。

 

あとね、顧客データをメインフレーム上で管理している企業は結構多い。

特に、金融とか保険とかね。

 

みんなが使うATM。

あの後ろでは実はメインフレームと繋がっていて、顧客データがそこに集約されていることもあるのよ。

 

 

もしね、

あなたが管理者なら、これを辞めるっていう勇気ある?

 

例えば、メインフレームを辞めて、サーバやパソコンにシステムを移行したとするでしょ? 何か起きたら責任取れる?

 

移行したシステムが止まったらどうするの?

顧客データが漏洩したらどうするの?

 

企業として機能しなくなりますよ。

 

 

 

 

・・・なーんて理由でメインフレームは使われているのね。

 

 みんなビクビクしてる。

もう安定して動いてるならいーじゃん、みたいな感じになってる。

 

 

あ、付け加えると、昔からメインフレームはあるから、作ったシステムの中身が全くわからない、とかっていうこともある。

 

昔それを作った人がもう退職しているとかね・・・。

昔は今みたいに電子データで残すんじゃなくて、紙の設計書だったりするからさ。

 

 

だから、誰もわからず、どこにも移行できない・・・みたいな。

何がどう組み合わさってるの? みたいなこともあるのよ。

 

 

 

そんなこんなでメインフレームは使われている。

 

 

さっき、少し書いたけど、メインフレームを未だに使っている業種は特に金融や製造が多い。そして、なおかつ大企業。

 

みんながCMで目にするような企業がメインフレームを使っている場合が多い。

 

 

うーん、オープン化の流れがあるけど、

多分メインフレームはなくならない。

 

っていうか無くせない。

 

 

だから、そのメインフレームとつなげるための端末エミュレータは必要になるってこと。

 

 

あー、良かった。

端末エミュレータに繋がった。

 

 

今日はここらで終わりー。

次回は、あと少しだけメインフレームについて書こうかな。

 

ではでは。

 

 

vol3.のまとめ

 

 おわり